原動力とは~アンソニー・ロビンズの本~

アンソニー・ロビンズ氏は、アメリカ・カルフォニア州出身のメンタルコーチ。
「世界ナンバーワンのカリスマコーチ」とも称される人物であり、ビル・クリントン元大統領、故ロナルド・レーガン元大統領、投資家ジョージ・ソロス、クインシー・ジョーンズ、故ダイアナ元妃など多くの世界的リーダー達に影響を与えたことでも知られ、日本でもビジネスマンを中心に高い人気を誇っているコーチングのスペシャリストです。

この方の本は、おそらくどの自己啓発系の本より深く、読みごたえがあり、繰り返し読む意義があるし、難解な本です。

今回は、最近気になっている「原動力」についてのみ焦点を当ててみたいと思います。

原動力とは

「原動力」=活動を起こすもとになる力
類義語=励みになる。元気をくれる

人が新しい事を始める時、何か大きな事を始めようとする時、心の拠り所になるものです。

自分のハングリー精神を高め、また強化していく能力というものは、成功している人たちが共通して持っているものです

としています。頭がよくて賢いだけでは、成功できません。私の周りには、東大や士業を始め、日本では一流と呼ばれる友人がたくさんいます。しかし、「成功」というのは一握りかもしれません。

「成功の定義」については他の項に譲るとして、ここでは簡単に「自分に必要なだけのお金は手に入れた後、自分のやりたい事をやって生きている人」と定義したいと思います。

所謂、セミリタイア状態。各々の方法でお金を生んでくれるシステムを確立し、いつでもリタイヤできる状態です。この成功状態にいる知り合いは、40歳前では東大や士業の人の200人に1人程度、50歳でその倍、60歳になると20-30人に1人程度だと思います。

アンソニー・ロビンズ氏は、ハングリー精神こそが最大の原動力であり、その原動力には6つのニーズが必要と説いています。

原動力となる6つのニーズ

人格的ニーズ(第1~第4のニーズ)

第1のニーズは「確実性」ニーズはゴールや欲求と違い 普遍的です。みんな苦痛を避け、快適さを求めるため、確実性を必要とします。
第2のニーズ「不確かさ」確実性をすっかり手にいれたなら、退屈するでしょう。私たちは変化を驚きを必要とします。
第3のニーズ 「重要性」 重要だ、特別だ、唯一だと感じたい欲求です。
第4のニーズ「繋がりと愛」  みんな愛を望みますが、多くの人は繋がりに落ち着きます。愛は怖いからです。傷つきたくないからです

精神的ニーズ (第5,6のニーズ)

これこそ 充足の得られるものです。最初の4つで充足は得られません。
第5のニーズ「成長」  成長しなければ、人間関係が発展しなければ、ビジネスが成長しなければ、自分が成長しなければ、お金がいくらあっても無意味です。 どれほど友達や愛してくれる人がいようと、地獄のように感じるでしょう。私たちが成長する理由は 与えられる価値あるものを持つためです。
第6のニーズは 自分を越えた 「貢献」 言い古されてますが、「生きる秘訣は与えること」です。人生とは「私」ではなく「私たち」のものであり、文化はそれを知っています

この6つのニーズを人間は感じるから、原動力が生まれ、ハングリー精神へと繋がっていると説いています。

私個人的な経験的には。

ニーズがどうとか、正直わかりません。

しかし、何か新しい事、事業を起こすとき、それはハングリー精神であり、そこには何か原動力が必要です。

個人的には、原動力となるには「負の感情」が一般的だと思います。例えば、先輩に怒られたから、見返してやるという「怒りの感情」。ライバルに負けたくない「嫉妬の感情」。女性に振られてもっと勉強して一流になってやるという「悲しみの感情」

こういった事が原動力となって、絶対に成功してやるというハングリー精神に繋がると思います。

アンソニー・ロビンズ氏が説いているのは一般論であり、成長だの社会貢献の精神だけでは、ハングリー精神にまでは持っていけないと思っています。

では、なぜ、頑張るのか。頑張れるのか。

なぜ本を読むのか。なぜ夜な夜な、2時間勉強できるのか。

何が自分の原動力なのか。

お金があっても、それは目標であって、目的には成り得ません

私なりの答えは、「過程が好き」というシンプルなものでした。 銀行にお金を借りてビジネスを起こすのも面白いし、人を雇うのも面白い、お金がどう使うか考えるのも好きだし、ある意味トラブルも面白い。

何か新しいアクションの時には勉強しないといけないし、副業で会社を起こす直前に出合ったMBAの仲間たちは今でも熱い話で盛り上がれる良き仲間たちです。

社長になった後、「他の社長たちと飲みながらビジネスの話をして、新しいビジネスが生まれる」という漫画みたいな経験はたくさんしました。あれって、持っている知識の種類と深さが違うので、シンパシー受けやすいし、シナジー効果でやすいんです。

こういった、目的に向かって毎日生きていると、自分に課した課題を少しずつ解いている感じがして、つまり生きている意味がある気がするんです。

そういった意味で、目的に向かっている今が面白いし、毎日が充実している気がします。

そして、目的に到達すると、めちゃくちゃつまらなくなっちゃうんです。なので、この状態が持続するように、ホリエモンや前澤さんとか、社会のトップを走っている人は目的をどんどん高くしているんだと思います。

結局、ホリエモンとかはよく「好きな事を仕事にしろよ」とか言っていますが、ビジネス起こしたり起業したりしろって事に繋がるんだと思います。そこには自己責任だけど、自分だけの世界が広がっていて、上に向かっていく日々のすべてが楽しくなり、人生が輝き出すんだと思うんです。

考える量も幅も膨らみ、サラリーマン時代とは全く違う自分に出会え、人との出会いも増えるし、お金も増える。疲れるけど、充実した疲れです。

まだまだこれからですが、副業できる会社でよかったし、副業してよかった。

今自分の株式会社は20近く作りましたが、全部小さいです。今回の会社は集大成。あと3年でセミリタイア‼

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