「小さな会社の社長の戦い方」「小さな会社の稼ぐ技術」「小さな会社儲けのルール」「起業を考えたら読む本」

新しい事業展開

アウトプット系6選図書をまとめると、答えは2つだった』という項で書いたのですが、アウトプットする事で、作業が増えますが逆に作業効率と知識の定着率は格段に上がるという事がわかりました。

それを読んでから、誰が読むかわかりませんがブログを開始し、とりあえず自分の知識の整理として続けていましたが、2か月も空いてしまった。

読書はしていましたが、これまでと違ったジャンルのため速読できずペースが上がらない。本業も副業も同時多発的に色々あって、久々にめちゃ大忙しでした。

そんな中、クライアントにコンサルト業務していたら、「これ、応用すればオレもうま味あるな」という出来事があり、新しい会社建てて、事務所借りて、事務員雇ってと動いていました。

文字化すると「こいつすげーな」ってなりますが、特にすごいわけではなく、原案は他社であり、それを打ち合わせで直していたらアイディア浮かんで、自社でもやるわってなっただけです。

動くときは一気に動かないとチャンス逃すので、2か月缶詰になりました。本格稼働は2020年2月。その頃にはうまく機能してくれると思います。まさにブチ抜く力

零細企業の勝ち方

零細(れいさい)企業という言葉あります。中小の中でも特に小さな、5名以下の会社の事を指します。商店街に並んでいる八百屋のようなのは、零細企業ばかりですね。

その「零細企業=小さな会社」の勝ち方という考え方があります。最近起業する20歳代の若者が増えて素晴らしいと思っていますが、起業自体は誰でも簡単にできます。

紙ぺら3枚書いて、日本政策金融公庫に持っていくと1000万無担保で借りれます。失敗して潰れても、元本返済はありません。そして何度でも挑戦できます。

実は日本は起業に対してかなり寛容で、国のお金で挑戦できます。紙ぺらの書き方にコツはありますが、ネットとかで書き方教材として売っていますし。「貯金してから挑戦だ」とか、「失敗したらどうしよう」とか、色々考えるのは知らなすぎだと思ってしまいます。そもそも日本政策金融公庫のHPの中に書いてあるので、思いっきり正攻法ですが。(ちなみに、超分かり難く書いてあります。書いた相手は東大卒業の天才官僚たちです。分かる奴だけチャンスをあげるという、彼らからの挑戦状です。私は全く理解できませんでした。)

そんな中、零細企業にチャレンジです。

ランチェスター戦略

ランチェスターの法則は、イギリス人のエンジニア、フレデリック・W・ランチェスターが1914年に発表した戦闘の数理モデルです。要は、戦力などを数値化して、敵と戦ったらどういう結果になるかを科学的に数字で表わせるようにして、「こういう条件で闘えば、ほぼ必ずこうなる」という法則を発見しました。

第二次大戦では、米国を中心にした連合国軍側が、軍事作戦や攻撃効果の分析・決定にこの法則を応用して活用し、大きな成果を上げた、と言われています。

その後、ランチェスターの法則をビジネスに応用して成功する経営者が続出し、日本でも1950年代以降、和訳の書籍も刊行されて広く知られるようになりました。

これらの本は、このランチェスター戦略を理解したのち、「弱者でも正しい戦略を実践すれば、局地戦では大企業を打ち負かすことができる」と説き、中小零細企業の戦略に応用する方法を解説した書です。

大企業と中小企業では経営戦略が違ってきます。最も重要なのは、

「差別化」
「小さな一位」
「一点集中」
「接近戦」

であり、良くも悪くも範囲を絞り、全てをやろうとせず1つに絞るという事を重要視しています。

市場独占率というのがあり、計算を省くと、小さな地域では

地域1位で独占率26%以上

で地域市場独占と言えます。

まず狙うは地域で1位。そこでシェアを勝ち取って、26%以上のシェア(具体的には、例えば椅子を買うなら、この地域ではうちの会社が一番売れてて、購入額全体の26%以上がうちの商品)を目指す。

地域に根付いた広告、特性を生かした商品説明、値段設定など。大手はすぐ真似してきますから、そこに負けない強みが必要になります。

・賛成する人がほとんどいない、大切な真実を見つける
・それが「0を1にする考え」なら最高だが、「1をnにする考え」でも、5Fでレッドオーシャンでなければよい。
・ビジョンを共有できる、正しい仲間を見つける
・小さなチームで 情報、意志を共有し、 スピーディに動く
・初めの計画は長期的なビジョンも含めて作り、PDCAで修正を加えていく
・小さな規模の経済を独占する。
・少しずつその範囲を大きくしていく

仲間の見つけ方

ワンピースでも、ドラゴンボールでも、何の漫画でもいいですが、いいチームになるためには必要な仲間の存在があります。

今事務員を探していますが、本の中にとても気になる表現を見つけました。

『事務員の募集は、一番難しく厄介です。
事務員の応募者は相当レベルの低い人が集まってくると認識してください。
・大卒でも中学の漢字が読めない
・遅刻早退は当たり前
・人と目を合わせれない
・突然来なくなる
上記はまだいい方です。この本を読んでいる人達にはおそらく理解できない領域です。
私が昔いた新宿の会社は500名以上いるTVでCMを流している有名企業。そんな大企業でも事務員の応募者に優秀な人は来ません。なので、あなたの小さな会社に、普通の人が来るわけがないのです。事務員は、何をやってもうまくいかない、運動神経のない人だから事務員なのです。期待してはいけません。もしいい人がいれば、給与を高く払っても確保しなくてはいけません』

ズバッとした表現だなと思いましたが、言われてみればその通り。

そこで、事務員の正しい採用の仕方の本を10冊ほど買って、今読んでいるところです。

それはまた今度、いい事務員をうまく採用出来たら書こうと思います。

一番の失敗は、自分に負ける事

起業するというのは、夢と希望を持って、やりたい仕事を貫く信念が必要です。

言うは易しですが、どういう事かというと

・社長に趣味や息抜き?そんなもの必要ありません
・家族との時間?そんな時間取れません
・働きすぎで死ぬ?社長で死ぬ人はいません

サラリーマンは、上から言われたことを、短時間に的確にやる能力が必要です。社長は、仕事を作って振り分ける事が仕事です。

社長になった時点で、24時間365日仕事の事を考えるのは当たり前で、『それが楽しいと感じないなら』起業しない方が無難と説いています。

まぁ、確かにそうなのかもしれません。やりたいことを自分でやっているので、有名社長はいつも生き生きしています。

「やりたいことをやれ」って、有名社長の講演会に行くとみんな言いますが、全責任が自分にくるので、向いてない人の方がほとんどだと思います。

9割以上が失敗するという、とても難しい荒波に、船長として立ち向かえる勇気と実力が必要なのですね。乗組員も戦闘員もみんな信頼できる人を見つけ、うまく航海していきたいものです。

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